{"created":"2023-06-20T13:20:07.847523+00:00","id":138,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"465f4e4c-14c1-42c1-ba56-15fdfa607448"},"_deposit":{"created_by":1,"id":"138","owners":[1],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"138"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:ir.soken.ac.jp:00000138","sets":["2:426:7"]},"author_link":["0","0","0"],"item_1_creator_2":{"attribute_name":"著者名","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"足立, 隆弘"}],"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"0","nameIdentifierScheme":"WEKO"}]}]},"item_1_creator_3":{"attribute_name":"フリガナ","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"アダチ, 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/>る際には,外部デバイスや知識は必要とせず,また,より低負荷で運用が可能になることが<br />考えられる等,多大なメリットが存在する.しかし,人間が新たな知識やスキル(技能)を獲<br />得するためには,新規に獲得する能力に応じた(往々にして負荷の高い)内容の訓練が必要<br />となる.このときに要する負荷や必要な訓練時間は,学習者の獲得レベル,母語等の属性等<br />によって異なる.そこで,如何に訓練時の負荷を低減し,効果的な訓練を行うかという問題<br />に対する,コンテンツやシステム面の検討が求められている.<br /> 次世代ICT教育環境を考える上で,第二言語教育のメディアやコンテンツを高度化する際<br />には,音声学習の課題を組み込むばかりでなく,その学習過程の最適化を図ることが重要な<br />課題である.CALL教材など高度化したメディアで音声学習を行う際には,効率良く大量の<br />音声を転送しつつ,訓練効果が保証された音質で学習コンテンツを提供しなければならない.<br />特に,雑音重畳や音声形式による音質の差は学習効果に影響を及ぼす可能性がある.一方,<br />学習効果を左右する諸要因の研究報告は数多いが,音響面に着目した研究は少ない.例えば,<br />音声知覚に及ぼす雑音重畳の効果は古くから多数の研究があるものの,第二言語の音声知覚<br />学習への影響の研究は始まったばかりであり,先行研究の多くは母語話者を対象としており,<br />非母語話者を対象とした実験でも,長期海外滞在経験がある者を被験者としたケースが多い.<br />そのため,非母語話者が行う第二言語学習を想定した場合に,先行研究で報告されている現<br />象が当てはまらない可能性があるとも言え,利用可能な基礎データが不足していると言える.<br /> そこで本研究では,音声形式(音声をデジタル量子化した後に伝送または圧縮を目的とし<br />て符号化した形式)を中心として,音声メディアの音響的特徴が第二言語の音声知覚学習に<br />及ぼす影響を明らかにするため,英語音声刺激を用いて次に挙げる4つの実験を行った.実<br />験1では,英単語音声を複数の音声符号化形式に変換し,母語話者および非母語話者を対象<br />とした明瞭度試験を実施し,母語や音韻対立と音声符号化形式との関係を調査した.実験2<br />では,英単語音声に対して雑音の重畳や呈示音圧等の操作を加えた刺激を用いて明瞭度試験<br />を実施し,母語や音韻対立とこれら操作強度との関係を調査した.実験3,4では,英単語<br />音声をいくつかの音声形式で符号化した音声を訓練刺激として用い,学習効果と明瞭度との<br />関係について調べた.そして本研究では,1)訓練音声刺激として求められる条件の確定<br />2)学習効果を向上させるための手法や方向性の探索および検討 3)音韻知覚学習時の<br />モデルの提案.4)音韻知覚学習を促進する手法の考察 を目的としてこれら実験を通じ<br />て各要因の関係に関して研究を行った.<br />結果,訓練音声刺激として求められる条件としては,(1)母語話者にとって十分な明瞭性<br />を有するものであり,(2)知覚のための本質的な手掛かり以外は出来るだけ含まれないこ<br />と,(3)学習課題は前後の意味文脈を使えないようなものにすることが必要であることが明<br />らかとなった.また,音声形式と明瞭度の関係においては,音韻によってことなる傾向を<br />示すことが実験を通じて明らかとなると共に,操作による影響は,知覚の正答率は異なる<br />ものの,母語話者・非母語話者共に類似のパターンを示した.この結果は,学習対象によ<br />って音声形式の学習への適否が異なる場合があることを示すと共に,非母語話者において<br />も,母語話者と同一または類似の音響的特徴を知覚の際に利用していること等を示してい<br />る.<br /> また同様に,学習効果を向上させるためには,本質的な手掛かり以外の情報を削除した<br />り,手掛かりを強調することによって学習が促進される可能性が示唆された.そして一連<br />の実験および先行研究で報告されている現象を検討することにより,(1)第二言語学習にお<br />いては,学習者が掴みやすい手掛かりを集中的に獲得・学習する可能性があり,この手掛<br />かりが利用可能な場合は,その他の手掛かりの学習が阻害されてしまう場合がある.(2)<br />本質的に誤った手掛かりであっても,学習刺激において効果的に利用可能な手掛かりは積<br />極的に学習が行われる.(3)獲得した手掛かりは,当該の手掛かりを利用して知覚・弁別が<br />困難な場合でも,類似の刺激に対して利用しようとするという第二言語学習および運用時<br />のモデルを提案した.<br /> 本研究の結果,母語話者にとって充分な明瞭性を維持した音声であれば,自然音声の知<br />覚にも利用可能な正しい知覚能力が習得可能であることが示される一方,明瞭性が維持さ<br />れていない音声で学習した場合,誤った能力を獲得することが示された.本研究成果は,<br />第二言語学習教材の設計にのみならず,日常的な音声コミュニケーションの際にも,適切<br />な音声が伝送・再生可能なメディアを使用することの重要性を示したものである.<br />","subitem_description_type":"Other"}]},"item_1_description_7":{"attribute_name":"学位記番号","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"総研大甲第1114号","subitem_description_type":"Other"}]},"item_1_select_14":{"attribute_name":"所蔵","attribute_value_mlt":[{"subitem_select_item":"有"}]},"item_1_select_8":{"attribute_name":"研究科","attribute_value_mlt":[{"subitem_select_item":"文化科学研究科"}]},"item_1_select_9":{"attribute_name":"専攻","attribute_value_mlt":[{"subitem_select_item":"05 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