@techreport{oai:ir.soken.ac.jp:00003480, author = {SATTA, Yoko and 颯田 , 葉子}, month = {2012-06-04, 2013-04-05}, note = {21370106, application/pdf, 2009年度~2011年度, 本年度は次の3つの研究課題に取り組んだ。 1.分子進化学的な解析:本年度は霊長類のCYP2Dサブファミリーの分子進化について詳細に解析した。ヒトのCYP2DサブファミリーはCYP2D6という機能遺伝子と、CYP2D7PとCYP2D8Pという二つの偽遺伝子から構成されている。この解析では、サブファミリーの誕生と二つの偽遺伝子の出現時期を詳細に調べた。この結果は国際誌、Genes and Geentic Systemsに掲載される予定である。さらに、サブファミリーの進化過程で働いた自然選択等についても解析した。その結果、多様な基質への対応のために、正の自然選択が主に働いていたと考えられていた基質認識部位では、サブファミリーのメンバーの特異性を保つ様な選択が働いていることが明らかになった。この結果は、国際誌に投稿準備中である。また、この研究成果を第82回日本遺伝学会大会で発表しBest Paper賞を受賞した。 2.発現解析:本年度は現有しているゴリラ、フクロテナガザルの肝臓サンプルから抽出したRNAおよび製品として入手可能なヒト肝臓由来のRNAを用いて、mRNAの定量をおこなった。その結果、個体によるばらつきはあるものの、ヒトでだけ特異的に発現が低下している遺伝子、あるいは、発現量が上昇している遺伝子があることが明らかになった。この結果については、国際誌に投稿予定である。 3.集団遺伝学的解析:本年度は昨年度に引続き、CYP2D6遺伝子座のヒト集団での対立遺伝子の配列をデータベースから収集することおよび、対立遺伝子の民族集団における頻度データの収集を中心に行った。平成23年度には、この集団のデータを用いて、多型の維持のメカニズムについて解析・議論を進める。, 20222010 | http://kaken.nii.ac.jp/d/r/20222010.ja.html, 科学研究費補助金研究成果報告書 研究代表者:颯田葉子 [総合研究大学院大学教授]}, title = {霊長類チトクロームP450遺伝子群の多型・発現・バースアンドデス}, year = {} }