@article{oai:ir.soken.ac.jp:00003667, author = {大槻, 久 and OHTSUKI, Hisashi and HAUERT, Christoph and LIEBERMAN, Erez and NOWAK, Martin A}, journal = {Nature, Nature}, month = {May}, note = {あらゆる生物システムがもつ基本的要素の1つは協力である。単細胞から動物の群れに至るまで、多くのレベルの生物学的組織で協力関係が必要とされる。人間社会は、大部分が協力を促進するメカニズムのうえに成り立っている。構造をもたない集団では協力者よりも裏切り者のほうが自然選択上有利であることがよく知られているが、最新の研究では、構造をもつ集団内やグラフでの進化ゲームが注目されている。これらのモデルでは誰が誰に出会うかはランダムではなく、空間的な関係もしくは社会的ネットワークにより決定される。本論文では、我々が解析した円周型、空間格子型、ランダム正則グラフ、ランダムグラフ、スケールフリーネットワークというすべてのグラフパターンでよい近似が得られる、予想外に単純な規則について報告する。もし、コスト(c)で割った利他行動の利得(b)が隣人数の平均(k)を上回ると、つまりb/c>kだと、自然選択上、協力行動が有利になる。この場合、評判の効果や戦略上の複雑性がなくとも、「社会的粘性」の結果として協力行動の進化が可能となる。}, pages = {502--505}, title = {進化:グラフおよび社会的ネットワーク上での協力行動の進化に関する単純規則}, volume = {441}, year = {2006} }