{"created":"2023-06-20T13:20:32.210310+00:00","id":561,"links":{},"metadata":{"_buckets":{"deposit":"0a560d48-fa50-4be2-a2de-672244898cbe"},"_deposit":{"created_by":1,"id":"561","owners":[1],"pid":{"revision_id":0,"type":"depid","value":"561"},"status":"published"},"_oai":{"id":"oai:ir.soken.ac.jp:00000561","sets":["2:428:14"]},"author_link":["8755","8754","8753"],"item_1_creator_2":{"attribute_name":"著者名","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"佐伯, 宏"}],"nameIdentifiers":[{"nameIdentifier":"8753","nameIdentifierScheme":"WEKO"}]}]},"item_1_creator_3":{"attribute_name":"フリガナ","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"サエキ, 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ビーム寿命が短縮する現象は、トラッ<br />プされたマイクロパーティクルがビーム軌道周辺で運動するためと推測し、 A<br />Rにおいてその機構解明を試みた。<br /> ビームダクト内に残留するマイクロパーティクルは、光子の散乱照射による<br />光電子放出で正電荷を与えられ、電子ビームがつくる電場の吸引力によりトラ<br />ップされると考えられる。また。トラップされたマイクロパーティクルと電子<br />ビームとの衝突では、残留ガスによる制動放射に比べてはるかに多量の制動放<br />射(ガンマー線)を観測することができると期待される。さらに、数秒間程度の時間範囲<br />での制動放射を観測することで、ビーム軌道周辺でのマイクロパーティクルの<br />運動が推測できると考え、鉛ガラスカウンターを使用した制動放射の観測を行<br />なった。 その結果、観測例は2例であるが、ビーム寿命が短縮し持続した状態で、<br />電子ビームのバンチ信号に対応した高エネルギーの制動放射の信号、マイクロ<br />パーティクルがビームを上下に通過したと考えられる時間幅0.1-0.2ms<br /> の信号と特徴的な2連の1-2秒周期性のある信号を観測した。 また、観測<br />された信号の電圧は6.5GeV (ビームエネルギー)のガンマー線のそれよ<br />りはるかに高いものであった。 さらに、観測結果からマイクロパーティクルが<br />0.05-0.2m/s の速度で電子ビームの進行方向に移動していることが<br />観測された。<br /> 一方、ARにおけるマイクロパーティクルのトラップする条件、トラップさ<br />れうる大きさとそのビーム軌道周辺での運動の解析をMarinの式を用いて<br />行なった。 ビーム直下にマイクロパーティクルが存在し垂直上方に電気的に吸引<br />されると仮定して解析した。 それらの電荷をQ(Coulomb)、質量をm<br />(Kg)、電子ビームにより作り出されるビームダクト底面における電場を<br />E(V/m)とした場合、 ARにおけるマイクロパーティクルのトラップする<br />条件として得られたQE/mの値は1.85×105(Newton/Kg)となっ<br />た。パーティクルの表面に現れる電荷は光子エネルギーに依存する。 ビーム<br />ダクト内で採取されたマイクロパーティクルの多くはアルミニウム系とチタン<br />系で、吸収されうるパーティクルの大きさを試算した。 それらの形を球形とし<br />た時の計算では、材質がアルミニウムの場合、最大粒径は約100ミクロンで、<br />チタンの場合は約70ミクロンであった。 マイクロパーティクルのビーム軌道<br />周辺での運動を単純な垂直振動とした計算で、その運動周期は約0.7秒とな<br />り、2例の観測結果とほぼ一致した。<br /> ARにおいて、実際のビームダクトとイオンポンプ内で採取したサンプルの<br />マイクロパーティクル(サイズ50-100ミクロン)を挿入してのトラッピ<br />ング実験を行なった。 9回の実験で4回、サンプルのいくつかが電子ビームにト<br />ラップされたと考えられる短時間のビーム寿命の短縮とビームのバンチ信号に<br />対応した高エネルギーの制動放射の信号、マイクロパーティクルがビームを通<br />過したと考えられる信号を観測した。ビーム寿命の短時間の短縮は、トラップ<br />されたマイクロパーティクルが、ビーム損失による発熱で破壊されるためと推<br />測する。 また、 ARにおいてビーム寿命が回復しない場合は、マイクロパーテ<br />ィクルが発熱により破壊されずビーム軌道周辺を運動し続ける為と考えられ<br />る。<br /> ARにおいてビーム寿命が短縮した場合、2連の周期1-2秒の高エネルギ<br />ーの制動放射を観測した。 マイクロパーティクルのビーム軌道周辺での運動周<br />期は観測値とほぼ一致した。 また、トラップを考慮してビーム寿命を計算した<br />ところ観測値とほぼ一致した。 従って、ARで発生するビーム寿命が短縮し持<br />続する現象はマイクロパーティクルに起因していると結論できる。","subitem_description_type":"Other"}]},"item_1_description_18":{"attribute_name":"フォーマット","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"application/pdf","subitem_description_type":"Other"}]},"item_1_description_7":{"attribute_name":"学位記番号","attribute_value_mlt":[{"subitem_description":"総研大甲第30号","subitem_description_type":"Other"}]},"item_1_select_14":{"attribute_name":"所蔵","attribute_value_mlt":[{"subitem_select_item":"有"}]},"item_1_select_8":{"attribute_name":"研究科","attribute_value_mlt":[{"subitem_select_item":"数物科学研究科"}]},"item_1_select_9":{"attribute_name":"専攻","attribute_value_mlt":[{"subitem_select_item":"12 加速器科学専攻"}]},"item_1_text_10":{"attribute_name":"学位授与年度","attribute_value_mlt":[{"subitem_text_value":"1991"}]},"item_creator":{"attribute_name":"著者","attribute_type":"creator","attribute_value_mlt":[{"creatorNames":[{"creatorName":"SAEKI, 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