@techreport{oai:ir.soken.ac.jp:00006125, author = {HASEGAWA, Masaru and 長谷川, 克}, month = {2020-04-01, 2020-07-07}, note = {17K15193, application/pdf, 2017~2018, 研究成果の概要(和文):本研究は渡りの消失がもたらす種々の影響を調べるものである。渡り鳥であるツバメ は場合によっては渡り行動を消失させて留鳥として繁殖も越冬も同一の環境で行うことが知られており、私たち 自身の調査によっても、渡りの消失が見られることが確認された。現在、その影響を調べ、論文化しているとこ ろである。また、渡りを行わないことが知られるリュウキュウツバメについても着目して調べたところ、100年 に1度の厳冬によって、種々の形態的な特徴に生存における自然選択が働くことがみつかり、渡りをしないこと が形態に大きな影響を与えることが明らかになった。 研究成果の学術的意義や社会的意義 本研究は、都市域で見られる局所的な温度環境の変化が世界的な温暖化と合わせて鳥類の渡り行動に与える影響 および、その派生効果について着目したものである。残念ながら、調査地のツバメの個体数減少により、当初予 定していた充分な調査を行なうことは叶わなかったが、それでも得られたデータから、渡り行動の消失とその派 生効果が示され、現在はその具体的な影響について論文化して近く投稿することを予定している。このことが明 らかになれば、加速度的に侵攻する都市化と温暖化、およびその相互作用が生物にどのような影響を与えるの か、示すことができる。 研究成果の概要(英文):The purpose of the current study is to investigate whether and how loss of migration habit influence of phenotype of birds. A migrant bird, the barn swallow, is reported to be resident sometimes, and our own survey showed this can be happen in Japanese barn swallows. We are currently writing a manuscript to report the effect of migration on phenotype in the barn swallows. Also, we focused on the Pacific swallows, which are resident species, and found natural selection on several phenotypic traits during once-in-a-century severe winter. This study clarified strong selection on non-migratory species.}, title = {都市の温暖化が招く渡りの消失と集団多様化}, year = {} }