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タンチョウの求愛ダンス:計算統計学による構造理解と内分泌同調仮説の検証
https://ir.soken.ac.jp/records/6124
https://ir.soken.ac.jp/records/6124fb4df802-9eb3-4c4c-8003-3de77db022c7
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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研究成果報告書 (136.4 kB)
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Item type | 科研費報告書 / Reports of Grants-in-Aid for Scientidic Research(1) | |||||
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公開日 | 2020-07-07 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | タンチョウの求愛ダンス:計算統計学による構造理解と内分泌同調仮説の検証 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | Pair dance in red-crowned cranes: structure and function | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | タンチョウ | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | ダンス | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 行動生態 | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | コミュニケーション | |||||
キーワード | ||||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 信号 | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_18ws | |||||
資源タイプ | research report | |||||
著者 |
沓掛, 展之
× 沓掛, 展之 |
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著者名(英) |
KUTSUKAKE, Nobuyuki
× KUTSUKAKE, Nobuyuki |
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研究分野 | ||||||
値 | 動物行動学 | |||||
研究種目 | ||||||
値 | 挑戦的萌芽研究 | |||||
研究期間 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 2016~2018 | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 研究成果の概要(和文):タンチョウはさまざまな個体間コミュニケーションを行う。本研究では、野外調査に よって、これらの信号の役割を解明した。最も重要な発見が、つがいが踊るダンスの適応的意義を解明したこと である。まず、ダンスという双方向コミュニケーションを分析する統計的枠組みを整理した。この枠組みを14の 行動要素からなるタンチョウのダンス時系列データに当てはめた。情報理論に基づく指標を算出し、つがいのこ れまでの繁殖成功のデータとの関連を調べた。その結果、これまでに繁殖に成功していないつがいほど、複雑な ダンスを踊ることが判明した。この知見は、約70年前に提唱され、未検証であったpair bond仮説と合致しな い。 研究成果の学術的意義や社会的意義 タンチョウはさまざまな個体間コミュニケーションを行う。本研究では、北海道釧路地域における野外調査によ って、これらの信号の役割を解明した。研究の最も重要な成果は、つがいが踊るダンスの適応的意義を解明した ことである。個体識別されたつがいの観察により、これまでに繁殖していないペアのダンスは複雑であり、逆 に、繁殖を積み重ねてきたペアは単純なダンスを踊っていたことが判明した。このことから、ペアダンスが繁殖 に何らかの役割を果たしていることが示唆された。本成果は、約70年前に提唱され、未検証であったpair bond仮説の見直しが必要であることを示している。 研究成果の概要(英文):This project aimed to clarify multimodal signals in monogamous red-crowned cranes (Grus japonensis). Particularly, we investigated a structure and function of pair dance. Our observation in Kushiro region, Hokkaido, suggested that red-crowned cranes use various signals in social and reproductive contexts. We found that characteristics of the pair dances were related to reproductive success, but the results were not always consistent with the predictions. Dance duration increased as the breeding season approached. However, the past reproductive success of an individual was negatively related to dance coordination (i.e., mutual information) of a pair. These results partially support the pair bond hypothesis, but more importantly, also suggest the need to define the vague concept of a “pair bond” in a biologically reasonable, measurable way. |
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発行日 | ||||||
日付 | 2020-04-01 | |||||
日付タイプ | Created | |||||
研究課題番号 | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | 20435647 | |||||
報告年度 | ||||||
値 | 2018 | |||||
関連サイト | ||||||
識別子タイプ | URI | |||||
関連識別子 | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K14806/ | |||||
関連名称 | KAKEN(科学研究費補助金データーベース) | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | AM | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_ab4af688f83e57aa | |||||
フォーマット | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | application/pdf |