Item type |
学位論文 / Thesis or Dissertation(1) |
公開日 |
2010-02-22 |
タイトル |
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タイトル |
パーソナルネットワークに基づく情報流通支援 |
タイトル |
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タイトル |
A STUDY ON INFORMATION SHARING BASED ON PERSONAL NETWORK |
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言語 |
en |
言語 |
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言語 |
jpn |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec |
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資源タイプ |
thesis |
著者名 |
大向, 一輝
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フリガナ |
オオムカイ, イッキ
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著者 |
OHMUKAI, Ikki
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学位授与機関 |
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学位授与機関名 |
総合研究大学院大学 |
学位名 |
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学位名 |
博士(情報学) |
学位記番号 |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
総研大甲第858号 |
研究科 |
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値 |
複合科学研究科 |
専攻 |
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値 |
17 情報学専攻 |
学位授与年月日 |
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学位授与年月日 |
2005-03-24 |
学位授与年度 |
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値 |
2004 |
要旨 |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
本論文は,Web上において,個人の持つ情報の流通を支援するための技術およびシステムを提案するものである.現在のWebでは,情報を発信し,受信する主体としての「個人」が明示化されつつある.また,こういった個人間の関係はパーソナルネットワークとして可視化することが可能である.このような状況をふまえて,Web上の情報流通は,パーソナルネットワークにおける個人間のコミュニケーションあるいはコラボレーションの結果として再定義することができる.本論文では,こういった情報流通のモデルを提示し,モデル上での個人の活動を定義する.そして,パーソナルネットワークに基づく情報流通を支援するために必要な要素技術について考察するために,2種の対象問題を設定し,これを解決するようなシステムの提案,実装および検証を行った.<br /> パーソナルネットワークに基づく情報流通を実現するにあたっては,2つの課題が存在する.1つは,個人の持つ情報が他人に共有される際に,プライバシーの侵害が生じやすいという問題点をいかに解消するかというものであり,もう1つは個人を中心とした情報流通モデルをWebに適用する際のスケーラビリティおよびユーザビリティをどのように確保するかというものである.<br /> 前者については,個人の持つ情報を共有することが問題の解決に大きく役立つ一方で,その情報がプライベートなものであるために過剰な情報公開が許されないような対象問題として,個人のタスクスケジューリング問題を取り上げ,新たな解法として協調的なタスクスケジューリングというアプローチを提案した.そして,協調的タスクスケジューリングの一手法として,ユーザ間で行われた過去のコミュニケーションの履歴情報からパーソナルネットワークを構築し,このネットワークの分析結果から自動的に適切な情報のコントロールを実現する手法について検討した.提案手法は携帯電話を用いたタスクスケジューリング支援システム「Social Scheduler」として実装し,手法の有効性を検証するために被験者による実証実験を行った.<br /> 後者の課題については,既存のWeb環境に適用可能な手法として,Web上での個人性の表出が見られる分野であるWeblogに注目し,Weblogユーザ間の情報流通を活性化させるための方法論について検討した.そして,その結果をもとに情報流通を円滑にするためにセマンティックWeb技術を利用するシステム「Semblog プラットフォーム」の提案を行った.具体的には,Weblog技術を4層に分類し,メタデータ仕様,メタデータ管理システム,メタデータ収集システム,および検索・推薦アプリケーションのそれぞれについて機能の拡張を行った.本研究では,これらのシステムの有効性を検証するために,実世界でのサービスの運用を行い,この結果より提案システムが新たな情報流通形態を実現していることが確認された.また,提案システムは多くのコミュニティで実際に利用されている.<br /> 以上の結果より,Web上での個人の活動の活性化を目指した提案モデルは,有効に機能していると言える. |
所蔵 |
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値 |
有 |
フォーマット |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
application/pdf |