Item type |
学位論文 / Thesis or Dissertation(1) |
公開日 |
2010-03-24 |
タイトル |
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タイトル |
細胞内小胞輸送を制御するAP-1複合体およびGGA蛋白質のアクセサリー蛋白質選別に関する構造生物学的研究 |
タイトル |
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タイトル |
Structural and Functional Analyses of Proteins Related to Intracellular Membrane Traffic |
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言語 |
en |
言語 |
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言語 |
jpn |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec |
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資源タイプ |
thesis |
著者名 |
神山, 淳一
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フリガナ |
コウヤマ, ジュンイチ
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著者 |
KOUYAMA, Jun-ichi
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学位授与機関 |
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学位授与機関名 |
総合研究大学院大学 |
学位名 |
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学位名 |
博士(理学) |
学位記番号 |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
総研大甲第1231号 |
研究科 |
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値 |
高エネルギー加速器科学研究科 |
専攻 |
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値 |
13 物質構造科学専攻 |
学位授与年月日 |
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学位授与年月日 |
2009-03-24 |
学位授与年度 |
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2008 |
要旨 |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
真核細胞には生体膜で構成された多様な細胞内小器官が存在し、それらの間では膜輸送によって物質輸送が行われている。トランスゴルジ網(TGN: trans-Golgi network)とエンドソームの間ではクラスリン被覆小胞を介した膜動輸送(メンブレントラフィック)が行われているが、その小胞形成にはAP-1複合体とGGA蛋白質が関与することが知られている。<br /> AP-1複合体のサブユニットである γ1アダプチンのearドメイン(γ1-earドメイン)と、GGA蛋白質のGAEドメインは、γ-synergin、Rabaptin-5、p56などのクラスリン被覆小胞に様々な機能を付加するアクセサリー蛋白質群と相互作用する。γ1-earドメインとGAEドメインには高い配列相同性があり、どちらもアクセサリー蛋白質中の[W/F]xxφ(φは疎水性アミノ酸残基)という配列モチーフを認識する。しかしながら、これらの間には、アクセサリー蛋白質に対する親和性の違いもみられることから、[W/F]xxφの認識モチーフ以外の、アクセサリー蛋白質の認識機構が存在する事が予想された。γ1-earドメインおよびGAEドメインとアクセサリー蛋白質由来ペプチドとの複合体の立体構造の比較から、生体内で γ1-earドメインに特異的に結合する γ-synerginでは、認識モチーフからC末端方向に3残基離れたPhe(+6)が、γ1-earドメインのSer764が作る分子表面と相互作用していることが近年見出された。そして、この γ1-earドメインのSer764と立体構造上該当するアミノ酸残基は、GGAファミリー全てのGAEドメインにおいてProに置換されていた(GGA1-GAEにおいてはPro574)。<br /> そこで私は、ヒト由来の γ1-earドメインとGAEドメインのアクセサリー蛋白質認識の分子機構を明らかにするために、γ1-earドメインのGAE型のS764P変異体と γ-synerginペプチドとの複合体、およびGGA1-GAEドメインの γ1-ear型のP574S変異体とp56ペプチドとの複合体について、それぞれのX線結晶構造を決定し野生型の構造との比較を行った。前者においては、γ1-earドメインのS764P変異により γ-synerginペプチドのPhe(+6)が立体障害を起こし、Phe(+6)の周辺で γ-synerginペプチドが γ1-earドメインから離れることによって、野生型では存在していた水分子を介する水素結合ネットワークが失われていた。これにより、γ1-earドメインS764P変異体と γ-synerginの親和性が低下することが予測された。後者においては、GGA1-GAEドメインのP574S変異は大きな構造変化を引き起こさず、野生型と同様の立体構造であったことから、ペプチドの+6部位におけるのとは別の機構の存在が示唆された。<br /> 一方、γ1-earドメインとGGA1-GAEドメインのそれぞれの野生型と変異体について、それらのアクセサリー蛋白質への親和性を表面プラズモン共鳴を用いて測定したところ、 γ1-earドメインのSer764およびGGA1-GAEドメインのPro574、およびアクセサリー蛋白質においてはPhe(+6)が、それぞれ親和性に重要であることが分かった。以上の結果から、[W/F]xxφの認識モチーフよりもC末端方向に3残基離れたPhe(+6)がAP-1複合体とGGA蛋白質のアクセサリー蛋白質の選択特異性に関わっている事を示し、その分子機構を明らかにすることができた。 |
所蔵 |
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値 |
有 |
フォーマット |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
application/pdf |