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森鷗外における大逆事件と陽明学 ―井上哲次郎との比較による―
https://ir.soken.ac.jp/records/5541
https://ir.soken.ac.jp/records/55419815987d-ec3e-453f-9d08-a4ffcb20fadf
名前 / ファイル | ライセンス | アクション |
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論文PDF(リンク)
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論文PDF (542.2 kB)
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Item type | 紀要論文 / Departmental Bulletin Paper(1) | |||||
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公開日 | 2017-03-30 | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | 森鷗外における大逆事件と陽明学 ―井上哲次郎との比較による― | |||||
言語 | ja | |||||
タイトル | ||||||
タイトル | The High Treason Incident and the Yangmingism of Mori Ogai as Compared with that of Inoue Tetsujiro | |||||
言語 | en | |||||
言語 | ||||||
言語 | jpn | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 森鷗外 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 大塩平八郎 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 大逆事件 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 陽明学 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 井上哲次郎 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | ja | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | 社会主義 | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | Mori Ogai | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | Oshio Heihachiro | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | High Treason Incident | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | Yangmingism | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | Inoue Tetsujiro | |||||
キーワード | ||||||
言語 | en | |||||
主題Scheme | Other | |||||
主題 | socialism | |||||
資源タイプ | ||||||
資源タイプ識別子 | http://purl.org/coar/resource_type/c_6501 | |||||
資源タイプ | departmental bulletin paper | |||||
著者 |
山村, 奨
× 山村, 奨× YAMAMURA, Shou |
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フリガナ |
ヤマムラ, ショウ
× ヤマムラ, ショウ |
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書誌情報 |
総研大文化科学研究 en : Sokendai Review of Cultural and Social Studies 号 13, p. 265-275, 発行日 2017-03-31 |
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出版者 | ||||||
出版者 | 総合研究大学院大学文化科学研究科 | |||||
出版者(英) | ||||||
言語 | en | |||||
値 | SOKENDAI (The Graduate University for Advanced Studies), School of Cultural and Social Studies | |||||
抄録 | ||||||
内容記述タイプ | Abstract | |||||
内容記述 | 本研究ノートは、森鷗外が大逆事件と陽明学の関連についてどのように考えていたかを井上哲次郎との比較を通して明らかにする。井上は大逆事件が起きた当時、背景に陽明学があると述べたが、鷗外が陽明学の具体的な思想や、事件のことに直接触れた作品は皆無である。しかし、事件の少し後に書かれた小説『大塩平八郎』は、大逆事件との関連が指摘されている。また同作品から、鷗外の陽明学観を考察した研究もある。ところが同作品を通して、鷗外が陽明学と大逆事件の関係をどのように考えていたか、考察した研究はない。それを同作品から読み解き、井上と比較する。 事件の当時、大塩のために陽明学と謀反との関連を問題にすることは、珍しくなかった。井上は大逆事件の以前から、陽明学者・大塩の反乱行為が社会主義に通じるとして非難しており、陽明学に批判的な目を向けていた。さらに犯人の処刑後に開かれた講演会では、陽明学と事件が関連すると語った。そのような状況の中、鷗外が執筆の主な資料とした幸田成友の『大塩平八郎』は、大塩への肯定的な評価をしている。しかし鷗外の作品は、必ずしもそうではない。 鷗外は井上に似て、大塩の動機を評価しながら、反乱には否定的であった。しかし、そのことと陽明学を関連づけてはいない。鷗外は大塩の行動が、貧困にあえぐ民衆のために引き起こされたとしており、「未だ覚醒せざる社会主義」であると考えた。鷗外は大塩の陽明学ではなく、社会主義につながる「暴力」を問題視していた。その裏には、大逆事件への非難がある。 一方で、陽明学からは社会主義が生じなかったと書く。ここでは、陽明学そのものを批判の対象とはしておらず、大塩の暴挙のみを批判していた。よって鷗外は、大塩の奉じた陽明学と、大塩の行為を明確に分けて考えている。 この点で、鷗外と井上の見解は異なる。井上は大塩の行動が社会主義とつながり、陽明学も非難されるべきと考えた。鷗外は、救民のための大塩のおこないが社会主義に通じるとみなしていたが、その批判は大塩の暴力的な姿勢に向けられていた。鷗外は大塩という謀叛人が、飢饉によって生じたのであり、陽明学の影響ではないと考えた。両者の差は、大塩の行為に対する陽明学の影響への見解の差である。鷗外は陽明学から、大逆事件を起こすような反逆思想は出てこないと理解していた。 The aim of this paper is to show how Mori Ogai thought about the relation between Yangmingism and the 1910 High Treason Incident through a comparison of his thought with that of Inoue Tetsujiro’s. Whereas Inoue stated that the Incident, a socialist-anarchist plot to assassinate the Emperor, was related to Yangmingism, Mori wrote no texts that dealt specifically with the treason incident. However, his novel Oshio Heihachiro, a key Japanese Yangmingist, includes certain allusions to socialism, and through reference to this novel, Mori’s thought on Yangmingism and socialism will be examined. Before the High Treason Incident, Inoue believed that Oshio’s Yangmingism was the cause of the socialist rebellion that he led. For Inoue, Yangmingism could be connected with socialism. Mori also adopted a critical view of Oshio, but did not straightforwardly link Oshio’s rebellious acts with his Yangmingism. According to Mori’s interpretation, Oshio’s Yangmingism and the violence of the rebellion should be separated. Mori termed Oshio’s brand of socialism “still unawakened” and criticized its violence. On this point, his ideas about Yangmingism, socialism and Oshio different from Inoue’s, which connected them all. How the High Treason Incident then influenced Mori’s literary production is a subject for subsequent research. |
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ISSN | ||||||
収録物識別子タイプ | ISSN | |||||
収録物識別子 | 1883-096X | |||||
書誌レコードID(NCID) | ||||||
表示名 | AA12058987 | |||||
URL | http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA12058987 | |||||
権利 | ||||||
権利情報 | © 2017 SOKENDAI (The Graduate University for Advanced Studies) | |||||
要旨リンク | ||||||
表示名 | 要旨 | |||||
URL | http://www.bunka.soken.ac.jp/journal_bunka/13_11_yamamura/index_en.html | |||||
要旨リンク | ||||||
表示名 | Summary | |||||
URL | http://www.initiative.soken.ac.jp/journal_bunka/13_11_yamamura/index_en.html | |||||
関連サイト | ||||||
識別子タイプ | URI | |||||
関連識別子 | http://www.bunka.soken.ac.jp/journal_bunka/title_index.html#v13 | |||||
関連名称 | 第13号 号別論文一覧 / Vol.13 Contents | |||||
フォーマット | ||||||
内容記述タイプ | Other | |||||
内容記述 | application/pdf | |||||
著者版フラグ | ||||||
出版タイプ | VoR | |||||
出版タイプResource | http://purl.org/coar/version/c_970fb48d4fbd8a85 |