Item type |
学位論文 / Thesis or Dissertation(1) |
公開日 |
2010-02-22 |
タイトル |
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タイトル |
進行波加速管の精密インピーダンス調整方法 |
言語 |
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言語 |
jpn |
資源タイプ |
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資源タイプ識別子 |
http://purl.org/coar/resource_type/c_46ec |
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資源タイプ |
thesis |
著者名 |
三浦, 禎雄
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フリガナ |
ミウラ, サダオ
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著者 |
MIURA, Sadao
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学位授与機関 |
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学位授与機関名 |
総合研究大学院大学 |
学位名 |
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学位名 |
博士(工学) |
学位記番号 |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
総研大乙第165号 |
研究科 |
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値 |
高エネルギー加速器科学研究科 |
専攻 |
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値 |
12 加速器科学専攻 |
学位授与年月日 |
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学位授与年月日 |
2006-09-29 |
学位授与年度 |
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値 |
2006 |
要旨 |
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内容記述タイプ |
Other |
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内容記述 |
本論文では、Stanfbrd Linear Accelerator Center(SLAC)2マイル線形加速器で確立された、進行波加速管のカプラーインピーダンス整合方法であるR.L.KYHLの方法が適用できない場合、例えば本論文で論ずるチョークモード型加速管用ダブルフィード型カプラー等の、カプラーインピーダンス整合方法について述べる。このような加速管は、低エミッタンスビームを加速する第4世代の放射光)lt源(X-FEL)、40MV/mを超える高電界加速に耐える高性能加速管であり、実用化が世界的に強く望まれている。<br /> SLAC2マイル線形加速器の建設依頼、約40年間にわたり、進行波加速管のカプラーインピーダンス整合方法としてR.L.KYHLの方法が使用されてきた。この方法は、カプラー空胴の移相(PhaseshiRpercell)とカップリングを独立に調整することができるので、調整が非常に容易で有効な方法である。但し、この方法においてはカプラー空胴とレギュラー空胴の構造が等しくなければならない(厳密にはカプラー空胴部とレギュラー空胴部の位相分散曲線が等しくなければならない)という制限条件がある。<br /> 近年の高性能加速管は、ビームエミッタンスの増大を抑えるため、電子ビームが誘起する高調波モード(Higher Order Mode,HOM)を減衰させる目的で、レギュラー空胴部が複雑な構造をとるようになった。そのためカプラー空胴部とレギュラー空胴部の構造が異なる進行波加速管が増えてきており、こうした進行波加速管のカプラーの調整は複雑で、多くの時間と多大な労力を要する。もちろん、前述の理由でR・L・KYHLの方法では適用できない。そのため高精度で能率的な調整方法は未だに確立されていない。また、クライストロンの大出力化に伴い、高電界加速(20~40MV/m)が主流となってきている。加速管の高電界化に伴い、<br />カプラー結合孔(アイリス)の表面電界を下げる目的で、複数の結合孔(アイリス)を持つようになってきた。実機においてはいくつかの方法が採用されており、マイクロ波の伝播特性を利用して、構造の単純化が図られている。この場合、カプラー調整時に運転周波数以外の周波数を用いるR.L.KYHLの方法は適当ではない。<br /> 筆者は、従来の進行波型加速管はもちろん、こうしたR.L.KYHLの方法が適用できない場合の、進行波加速管のカプラーインピーダンス整合を可能とする方法を研究開発し、その方法の実際と理論的根拠を本論分にて明らかにする。また、本整合手法を実機に適用した結果を述べる。ここでは、運転周波数での入力および出力電圧定在波比(Voltage Standing Wave Ratio,VSWR)l.05以下、91加速空胴の累積位相誤差±5度以内を達成することができた結果について述べる。 |
所蔵 |
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値 |
有 |